【外壁塗装】飛び込み訪問営業は危険?優良業者を見つけるポイントを解説
2021.3.13
「塗装工事の訪問営業が来たけど、契約しちゃって大丈夫?」とお困りではありませんか?この記事では、塗装工事の訪問営業はどんなものなのか、本当に契約しても大丈夫なのか、といった情報をまとめています。また、記事内では適正価格で高品質な優良業者を見つけるためのポイントも解説。この記事を最後まで読めば、本当に満足のいく塗装工事を実施できるでしょう。飛び込みで営業マンが来て不安に感じている方や、親切丁寧な塗装業者をお探しの方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
塗装工事の訪問営業が来た!どう対応すればいい?
マイホームを購入して数年〜十数年が経過すると、住宅の外壁には汚れやひび割れなどの劣化が現れてきます。
こういった劣化症状を見て、塗装工事の飛び込み営業がやってくることも。
もしかして、あなたのご自宅にやってきた営業マンは次のような宣伝文句を話していませんでしたか?
塗装業者の訪問営業でよくある販売手口を確認してみましょう。
ケース①「キャンペーン価格で外壁塗装が格安に……」
外壁塗装の飛び込み営業の手法として多いのが、キャンペーン価格を宣伝文句とした売り込み営業です。
「通常150万円の外壁塗装を、いま契約すればキャンペーン価格で100万円まで値引きします!」
「近所で塗装工事をやっているので、その足場を再利用して安くできますよ!」
営業マンがこういったセールストークをしてきたら、ひとまず疑ってかかるのが賢明。
最初に高額な値段を提示して大幅な値引きがあるように見せかけているので
本当にお得になっているのかが不透明です。
また、ネットで調べた外壁塗装の相場より大幅に安いからといって、安易に訪問営業で即決するのも危険です。
あまりにも格安すぎる塗装工事は、様々な手抜き工事のリスクをはらんでいます。
どんなに外壁塗装の値段が安くても、手抜き工事をされては意味がありません。
キャンペーン価格に魅力を感じても、ひとまず営業マンには帰ってもらって、じっくり考えるようにしましょう。
もし「今契約しないとこの価格ではできない」と言われても、即決はしないことが大切です。
ケース②「今すぐ工事しないと外壁が崩れて損害賠償が発生するかも……」
塗装工事の営業担当者の中には、危険をあおって契約を急がせる人もいます。
次のように不安をあおってくる営業マンがいるかもしれません。
「外壁にカビが生えていて、お子さんの健康に悪影響が出るかも」
「塗装が剥がれているので、いますぐ外壁を直さないと数ヶ月後には崩れてしまうかも」
たしかに、外壁のカビや塗装の剥がれは外壁塗装を検討するべきサインです。
しかし、外壁の劣化は長い時間をかけて進んでいくので、「今すぐ工事をしなければ数ヶ月後には確実に崩れる」といった心配は余程のことがない限りありません。
外壁塗装には数十万円から百数十万円という大きな工事費用が必要になるので
営業マンの話だけを鵜呑みにして即決するのはリスクがあるのです。
ケース③「屋根の無料点検でひび割れが見つかり……」
訪問営業してくる営業マンの中には、無料キャンペーンで外壁や屋根の点検を申し出てくることがあります。
「点検だけなら、無料だしお願いしようかな?」と考えがちですが、屋根点検にはリスクもあります。
例えば、最近の新築住宅で使用されることが多い「スレート」と呼ばれる屋根材はとてももろく、強く踏んづけたり叩いたりなどの衝撃を与えると簡単にひび割れてしまいます。
営業マンが屋根に登った時に故意にスレートを踏み割り、「屋根にひび割れがある」といって補修や塗装を勧めてくる可能性はゼロではありません(ここまで悪意のある営業はまずないと願いたいものですが……)。
こういった営業手法は「点検商法」と呼ばれ、塗装分野以外でもトラブルのもとになっています。
点検商法を用いる営業マンは「無料」という言葉を使って巧みに契約を取ろうとするので、屋根点検にはリスクがあることを覚えておきましょう。
外壁塗装や屋根塗装の訪問営業でトラブルが多数発生
先ほどの項目で塗装業社の訪問販売の手口を紹介した通り、外壁塗装や屋根塗装を訪問営業の業者と契約することにはリスクがあります。
事実、2019年には訪問販売で契約したリフォーム工事に関する相談が、国民生活センターに対して5,500件以上(※)も寄せられているそうです。
訪問営業のすべてが危険だとは言い切れませんが、その場で即決して契約するのは控えた方がよさそうですね。
適正価格で高品質な塗装工事を実施する方法
塗装工事を行う業者の中には、訪問営業を実施していないところも多いです。
こちらでは、訪問営業の業者以外も視野に入れて、優良業者を見つけるためのコツをお伝えします。
複数の業者から見積もりを取る
手抜き工事のない高品質な外壁塗装を適正価格で実施するためには、複数の塗装業者から見積もりを取ることが大切です。
複数の業者から見積もりを取ることには、次のようなメリットがあります。
・値段を比較できる
・工事の内容や材料を比較できる
・「この業者、おかしいかも……?」と違和感に気付ける
複数の業者から塗装工事の見積もりを取れば、工事費用を比較できるのは当然ですね。
また、見積書には値段算出の根拠となる内訳(『足場代:〇〇円、塗料代:〇〇円』など)が記載されているので、「どの項目にいくらぐらいがかかるのか」も目安にできます。
見積書を比較する中で、業者によってはやけに工賃が高かったり、「一式:〇〇円」などとざっくりした項目で記載されていたり、といったポイントに気付けるようになります。
その業者の違和感に気付いたら、本当に優良な業者を見つけやすいですよね。
訪問販売の営業マンがやってきた時にも、別の業者へ見積もりを依頼して比較してみることが大切です。
訪問営業の業者が内容に問題なく、価格にも納得できるのであれば、その時に改めて契約を結べばいいのです。