【外壁塗装】見積書で注意すべきこと5選
2021.3.19
見積書でチェックするポイントを知りたい」「外壁塗装の見積書にある項目の意味を知りたい」こういった悩みを抱えている方は多いでしょう。この記事では、外壁塗装の見積書でチェックしないといけない5つのポイントなどを紹介します。優良業者を選んで外壁塗装を成功させるために、見積書の読み方や具体例を把握しておきましょう。
目次
外壁塗装の見積書でチェックしないと危険な5つのポイント
外壁塗装の見積書では、知っておかないと悪徳業者に騙されかねないポイントが5つあります。
1.相見積もりをしているか?
2.工程が具体的に書いてあるか?
3.面積が数値で書いてあるか?
4.下塗り、中塗り、上塗りの3回塗りか?
5.塗料に商品名やメーカー名が書いてあるか?
それぞれの詳細を以下で解説していきます。
相見積もりをしているか?
悪徳業者を避けるうえで必ず行ってほしい手法が、相見積もりです。
相見積もりとは、複数の業者に同じ条件で見積もりを依頼することです。
1社だけに見積もりを依頼すると、比較対象がないため工事内容が適切かどうかわかりません。
しかし、相見積もりをすると工事内容や価格が他社と比較できるため、悪質な業者を見抜きやすくなります。
あからさまな悪徳業者なら相見積もりをするだけで判別できるため、外壁塗装をする業者を探す際は3〜5社程度に見積りを依頼しましょう。
5社を超えると業者の対応をするだけで疲れてしまうデメリットがあります。
工程が具体的に書いてあるか?
見積書に「足場設置」や「養生」といった工程が具体的に書いていない業者には依頼しないほうがよいでしょう。
なかには「塗装作業一式」といったように、すべての作業をひとまとめにしている悪質な業者もいます。
具体的に工程を書いていないと危険な理由は、業者側で内容をごまかせるからです。
工程を具体的に記載していれば作業ごとに使う材料や単価がわかるため、ごまかしにくくなります。
優良業者であれば以下のように詳しい工程を入れるケースが多いです。
・ 足場設置
・ 高圧洗浄
・ 養生
・ 下地処理
・ 下塗り
・ 中塗り・上塗り
・ 破風
・ 軒天
・ 諸経費(廃棄費用など)
上記は例であり、工程の名称は業者によって異なります。
また、養生と下地処理などはまとめる業者が多いです。
「足場」と「下地処理」、「下塗り」、「中塗り・上塗り」の工程は重要なため、多くの業者が見積書に記載すると考えられます。
上記の4つが揃っていない業者には注意が必要です。
面積が数値で書いてあるか?
見積書で「足場設置」と「塗装(下塗り・中塗り・上塗り)」の面積が数値で記載されていない場合、その業者にも注意が必要です。
この2つは費用を決める重要な項目です。
特に、外壁全体の塗装面積が「一式」と表記されているような会社は、かなり危険だと言えます。
他にも面積で記載したほうが望ましい項目としては「付帯部(破風や軒天)」や「高圧洗浄」があります。
面積が「一式」と表記されている項目が少ないほど優良な業者だと考えられるでしょう。
下塗り・中塗り・上塗りの3回塗りか?
塗装には下塗り、中塗り、上塗りの3工程があります。
原則として、外壁塗装は3回塗りが必要です。
例外としては「クリヤー塗装(2回)」や「光触媒(4回)」がありますが、他の塗料を使うのなら3回塗りをしていない業者は避けたほうがよいでしょう。
塗装回数は見積書に記載してあります。
大抵は、「下塗り」と「仕上げ塗り2回」などと記載しているでしょう。
「シリコン塗装(2回)」と書く場合もあります。
3回塗りが必要な理由は、外壁を保護するための厚さが1回や2回塗りでは確保できないからです。
塗料は1度に厚く塗ると不具合を起こしてしまうため、十分な性能を得るためには回数を重ねなくてはいけないのです。
見積書の内容が3回塗りではないと感じるようなら、業者に何回塗りなのかを確認してください。
業者から聞いた理由を、他の業者の見積もり時に尋ねてみて、正しいかどうかチェックするとよいでしょう。
塗料に商品名やメーカー名が書いてあるか?
見積書の塗料の項目に「商品名」と「メーカー名」が記載してあるかは重要です。
優良業者であれば、最低でも商品名は記載します。
「シリコン塗料」や「フッ素塗料」といったように、塗料の種類名しか書いていない場合は要注意です。
何という名称の塗料を使うのか業者に確認してみましょう。
まとめ
見積書を比較する際は、以下の5つに気をつけてください。
1.相見積もりをしているか
2.工程が具体的に書いてあるか
3.面積が数値で書いてあるか
4.下塗り・中塗り・上塗りの3回塗りか
5.塗料に商品名やメーカー名が書いてあるか
工事内容や費用を比較して、より具体的な見積書を作成してくれる業者に施工を依頼しましょう。