塗装屋さんの作業内容や工期について
2024.7.27
【プロローグ】
一般的に外壁塗装の工期は7~10日が目安と言われています。ただしこの日数は、外壁塗装のみの日数です。
外壁塗装に加え屋根塗装も行うと10~14日となります。
当然工期は長くなりますが、外壁塗装が必要な時期には、大抵の場合は屋根の塗替えも必要な状態となっています。
仮に外壁の傷みは激しいものの、屋根は少ししか傷んでいないとしても、数年後には屋根も塗装工事が必要な状態になります。
そうしますと、再び人件費や、足場代などその都度支払う事となり、結果的に二度手間となってしまいます。
そのため一度にまとめて、外壁と屋根の塗装を行った方がランニングコストや工期を抑えられるというメリットがあります。
今回は塗装工事の具体的な工程を認識しておくことで、工事を依頼する際の不安要素を少なくしておきましょう。
目次
●準備作業が工事の要!塗装前の工程(1~3日目)
さて、工事の開始ですが、いきなり塗装工事を行う事はできません。必ず塗装前に準備作業が必要です。
この準備作業が、その後の塗装工事の良し悪しを左右するといっても過言ではありません。
●いよいよ塗装開始!(4~9日目)
いよいよ塗装作業開始です。塗装は1回塗れば終わりと、お考えのかたも多いかもしれませんが、実はそうではありません。塗装作業は基本的に同じ場所を2~3回塗る必要があります。※塗料の種類にもよります。
それでは詳細を見ていきましょう!
下塗り材は初めに選んだ色と違う色を使う場合があります。これは上塗りの色がはっきり出るように上塗りと違う色を使う場合があるからです。「あれ?違う色を塗っている?」と不安に思わず業者に確認をしてみてください。
中塗りと上塗りをすぐに行う業者もいるようですが、そうような説明や作業をされたら注意が必要です。
※塗料によって上塗りをするタイミングは違いますし、気温や湿度によって適切なタイミングが変わってきます。
長年の経験を生かしたプロの判断が必要な部分です。
もし仮に、作業中に雨が降った場合には塗装作業は中止となります。塗料の乾燥が遅くなったり、流れ出したりすることもあるためです。
このように雨で工期が延びたとしても、追加料金が発生する事は通常ありません。
●最後まで気が抜けない、仕上げの工程(10日目~)
最後は仕上げの工程です。外壁や屋根以外の細かな部分の塗装を行ったり、現場の片づけ作業を行ったりします。
※注意
これはあくまでも一例ですので「家の大きさ」「工程内容の細かな変更」「作業人数」「天候による工事の延期」などによって工事日数が多少前後することがあります。
●短期工事は危険!手抜き業者に注意しましょう
上記の日程を読んでご理解をして頂けたと思いますが、塗装の作業は1週間で終わるような作業ではありません。
しっかりとした作業を行うには、適切な作業時間が必要となります。
見積りの段階から極端に少ない工期を提示してくるような業者は、肝心な作業を省いたり、手を抜いて工事を行ったりする可能性があるので充分に注意してください。
●長すぎず、短すぎない工期が理想
塗装工事の工程の多さに驚かれた方も多いのではないでしょうか。
今回の工期と言うのは、あくまでも目安で、使用する塗料の種類にもよって変動します。(特殊な塗料を使用する場合は、塗装作業は簡単ではありませんので、経験のある業者さんでなくてはいけません。)
外壁塗装をうまく進めるためには、職人とコミュニケーションをとり、片付けや適切な時間を費やしているかをしっかりチェックする事をお勧めします。
最近はインターネット等で安い業者を探す、相見積もりを取って安くなるように交渉する事が簡単に出来るようになりましたが、外壁塗装は職人技であり、商品のように値段だけで決めるのではなく、サービスの質で決める事が大切です。
値段を安くする事ばかりに気をとられると、手を抜かれる事も多くあります。後々のトラブルにならない為にも、工事にはどのぐらい時間と手間がかかるのかを確認し、適切な価格と工期で作業してもらうようにしましょう。
少しでも疑問点がある場合には事前に業者によく確認をしましょう。
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