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「遮熱塗料」ってどんな塗料?

2024.9.30

「遮熱塗料」とはどんな塗料?

 

遮熱性をもつ塗料のことで「高日射反射率塗料」と言うこともあります。

太陽光を通常の塗料よりも多く反射できる塗料です。

 

日射に含まれる赤外線を塗膜が吸収すると熱となり、夏の炎天下での屋根表面は80℃になり事もあると言われています。

これが室内まで熱くなってしまう原因です。この温度の上昇を抑えることができるのが遮熱塗料です。

 

 

遮熱塗料で期待できる効果

 

夏の室温の上昇を抑える

遮熱塗料で塗装をする一番のメリットは、やはり室内温度上昇を抑制できることです。

 

 

遮熱塗料を塗装すると、塗膜(遮熱塗料を塗装後にできる塗料の膜)が近赤外線の熱を反射するため、太陽光があたって塗膜や下地(屋根材・外壁材)が熱くなるのを抑制できます。

太陽光によって塗膜や下地(屋根材・外壁材)が熱くなるのを抑制できると、屋根・外壁から室内に侵入する熱も少なくなるため、室内の温度上昇も抑えられるのです。

 

 

電気代節約、省エネ

お部屋の暑さが軽減されれば、その分エアコンの設定温度を上げる事もできます。使用する時間も減らせるかもしれません。

地球にも優しいですから自治体によっては遮熱塗料での塗装がエコ・省エネ関連の助成金や補助金の対象となるところもあります。

※詳しくはお住まいの自治体にご確認ください。

 

「遮熱塗料で屋根を塗装したら、冬は家が冷え込むんじゃないの?」

ふと、そんな疑問を持つかたもいらっしゃると思います。

 

では、屋根を塗装した場合に夏と冬、それぞれで建物にどのように作用するか見てみましょう。

日射角度(南中高度)が最高と最低になる夏至と冬至の例を用いて説明致します。

※場所は東京を基準とします。

上のイメージ図で見ていただくと解りやすいかと思いますが、

 

 

夏:

ほぼ垂直に太陽光が降り注ぐイメージです。日光は屋根に当たる量が多くなりますので遮熱塗料が大活躍します。

 

 

 

冬:

水平とは言わないまでも横方向から太陽が差し込んでくるイメージです。外壁にあたる光が増え、なおかつ窓からお部屋の中や奥へ差し込む光とその量も増えます。

 

冬は横から太陽があたるので、屋根の遮熱塗料はあまり活躍をしていません。

なおかつ、夏とは違い、外壁や窓が太陽で温められる時間が増えます。

お部屋の中や奥へと差し込む太陽光が増えるので、遮熱塗料で屋根の塗装をされていても温度の低下は最小限に抑えられます。

※遮熱効果を含む外壁塗料もあります。

 

日射角度が低い朝や夕方を含めると、外壁や窓から窓からお部屋の中が太陽に温められる時間はさらに増えます。

 

 

 

ふと考えてしまう疑問。

「遮熱塗料で屋根を塗装したら、冬は家が冷え込むんじゃないのかしら?」

 

➡ 必要以上にお住いの中の冬の温度低下を気にする必要はありません。

 

それでも気になってしまいましたら、当社の一級塗装技能士にご相談くださいませ。

 

 

 

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