悪質な訪問販売にはご注意ください!
2024.11.1
以前も何度か弊社のSNS等で注意喚起をしておりますが、
悪質な訪問販売業者が悲しい事に無くならないので、その特徴や手口、危険性についての記事を書きますね。
訪問販売=リフォーム詐欺!?
屋根や外壁リフォームの悪質な訪問販売は、リフォーム詐欺とも言われています。
訪問販売でリフォーム工事を行う事はお勧めしません。
※全ての「訪問販売」が「悪質」とは限りません。
業者の所在地が遠いことのリスク
車のナンバーを見てみると訪問販売の業者は、大半は「遠方」から来ています。
声をかけてきた業者の名刺をもらい近所(近隣地域の距離)の業者でなければ工事を依頼するのは一旦考えた方が良いでしょう。
これは、悪質な業者でも信用できそうな業者でも同じ事ですが、所在地の遠い業者に依頼をすると「保証・アフターサービスが期待できない」事があるからです。
住宅のリフォーム全般は、工事が完了したら終了という訳ではありません。
どんなに優れた職人が施工しても不具合が施工後に発覚する事も稀にあります。そんな万が一の時に遠方の業者の場合ですと、急な対応が難しく対応が遅れる事もあります。
最悪のケースの場合、何度催促をしても来てくれない。なんて事もあります。
地域に根付いて活動していない
リフォーム工事全般は、作業が始まれば業者に任せきりのことが多くなり、実際にどんな作業をしているのか、見積り通りの材料を使用しているのか等、全てを把握する事はとても難しいです。
だからこそ「手抜き工事」をする悪質な業者がいるのです。
<リフォーム工事は、手抜きをしようと思えば手抜き工事ができる業界です>
こういったリスク回避の目安になるのが「地域に根付いて活動をしている」「ショールームがある」などです。
所在地が遠方であったり、所在地があいまいな業者は、手抜き工事のような悪質な事をしても逃げきられてしまいます。
逆に地域に根付いて活動しているような業者は、信用が第一です。
拠点としている地域で悪評がひろがれば死活問題になりますので、手抜き工事や悪質な営業をかけることは無いと言えるでしょう。
■所在地が遠方
■ショールーム・展示場がない
■ホームページが無い・施工事例が極端に少ない
実店舗をかまえていない一人親方の職人ももちろんいますが、実際には存在していない会社を名乗る悪徳な営業がいるのも事実です。
上記3点に1つでも当てはまるようでしたら、一度考えなおした方が良いでしょう。
本当に危ない訪問営業
訪問販売の多くは「近くで工事をしているから」といった理由で声をかけてきます。そして「足場からお宅の屋根が見えたのですが・・・」などと言ってくる事が多いです。これらの多くは大概が「嘘」です。
※本当の事を教えてくれている業者も中にはいます。
これらを見分けるには
・どこに足場を建てているのか
・足場を建てている家の名前をいえるのか
・その位置から本当に屋根がみえるのか
などを確認するのもひとつの手段です。
しかしながら最近では訪問営業を装って、そのお宅の生活パターンや住居者の情報を聞き出しす悪質な強盗事件もおこっております。
全ての訪問営業が悪質という訳ではありませんが、訪問営業を装った犯罪があった事も事実です。
話がそれましたが、訪問販売の営業とは、話し込まず近所の業者に診てもらう事をお勧めします。
訪問営業のパターン
●屋根に登ろうとしてくる
訪問業者の多くは「屋根」に異常があると言います。
住宅には、屋根以外にも外壁や雨樋・ベランダ防水など定期的なメンテナンスがたくさんあるのになぜ「屋根」なのでしょうか。
それは屋根が一番見えにくいところだからです。
つまり悪質な業者からすれば、屋根は格好の獲物なのです。
訪問業者に「無料で屋根をみてあげます」と言われても絶対に登らせないでください。
見えない場所ですから、悪質なケースですと異常のない屋根を「わざと破壊」して、さも壊れていたかのように説明をしてきます。
不安な場合には、お近くの業者に連絡をしてみましょう。
昨今は、地域に根付いている業者であれば、どこの業者も無料で調査をしてくれるはずです。
※無料調査かは、ご自身でその業者へ確認ください。
●契約を急かす・その場で契約を促す
「近くで工事をしていて、そのまま足場を使うからお安くできます」
「今、決めて頂ければ〇十万円お値引きします」
巧みな話術で、その場で契約までしようという魂胆です。
どんなに良く思える条件でも、どんなに安くされても、その場での即決はしないで、
必ず他の業者との相見積もりを取りましょう。
●見積もりをその場で出してくる
現地調査を行ったあと、その場で金額を提示してくる業者は、安くても契約をしないでください。
見積もりとは、その場ですぐに出せるものではありません。
屋根や外壁の寸法を測り、持ち帰り計算をし、原価(材料費や人件費)を出し、会社として利益を乗せて、はじめてお客様に提出できる見積りとなります。
その場で金額を出すような業者は、いいかげんな会社だと思った方が良いでしょう。どんな工事をされるかわかりません。
訪問販売の業者が来たら
「親戚のリフォーム会社に連絡をするので大丈夫です。教えてくれてありがとう」
こう答えてみては如何でしょうか。
変に角も立たないですし、リフォーム関係の縁者がいるとなれば、しつこく営業はかけて来ないでしょう。
訪問業者は帰らせ、近所の屋根、外壁に詳しい業者に連絡をし、きちんと診断してもいましょう。
重要なのは焦って営業トークに流されない事です。
本当に建物が雨漏りをしてしまうような状態でも、1日やそこらで状態は変わりません。
※台風など自然災害は別
大切なご自宅だからこそ、訪問営業に不安を煽られたとしても、焦らずにまずは地域に根付いている信用ある業者に連絡をとることをお勧めいたします。