反応硬化について

反応硬化について

2021.12.8

水系反応硬化:「水分が蒸発してエマルジョンの濃度が高まると、樹脂と樹脂が接触し、反応して硬化することです。」

 塗料の乾燥に伴い、水の中に分散されていた樹脂と樹脂の距離が次第に縮まり、互いに持ってる反応基によって反応したり、樹脂中にある反応基によって反応し硬化する特性のこと。

二液反応硬化形:「2種類の液体を混ぜると、反応して固く硬化する樹脂で、他の樹脂に較べ、耐久性や、耐熱性が高いのが特徴です。」

 2種類の液体を混ぜ合わせることにより、化学反応を起こして硬化する樹脂のことで、塗料ではエポキシやウレタンが代表的です。反応硬化型の樹脂は、耐熱性、耐久性が高いという特性があります。

反応硬賀橋タイプ:「2種類の液体が反応し、粒子と粒子の間に、橋をかけたような三次元構造の結合を作る、耐久性の高い合成樹脂です。」

 立体的な三次元の造膜構造(賀橋構造)を持つ反応硬化型樹脂で、平面的な二次元の造膜構造しか持たないエマルジョンタイプの樹脂に較べ、耐候性、耐摩擦性が優れています。

自己賀橋型樹脂:「1種類の液体だけで、粒子と粒子の間に橋をかけたような、三次元構造の結合を作る事ができる樹脂です。」

 単体で、自ら立体的(三次元)造膜構造を作る反応性樹脂です。分散している樹脂のひとつひとつに反応基がついています。

弱溶剤:「溶剤としては化学的な性質が穏やかで、揮発性が弱く、危険性の小さい溶剤のことです。」

 主に、灯油、鉱物油などの高沸点溶剤のことです。トルエン、キシレン等の低沸点溶剤(危険物第4類第一石油類より危険性が少ない危険物の第2類に該当するもの)でより危険性の小さい溶剤です。

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