塗料の性質

塗料の性質

2021.12.8

追従性:「温度変化や、風圧などによる外壁材(塗料下地)の伸縮や変形に合わせて、塗膜が伸縮する性質のことです」

 仕上げ塗料が、下地の動きと同じように動く性質のことを追従性といいます。壁や屋根は気温の変化や風圧により常に伸縮したり、動いたりしており、追従性のない塗料を塗った場合は、塗膜が切れて防水性が低下してしまったり、膨れが発生する等のトラブルを発生します。

微弾性:「弾力性はあるのですが、追従性と呼べるほど大きな伸び縮みをしないものを微弾性と呼んで区別しています。」

 ゴムのような伸び縮みがあるもので、伸び縮みが外壁仕上げ材の防水型仕上げ材より小さいながら、その性質を持つものを微(多少、若干)弾性といいます。

耐候性:「塗装が、日差しや雨風に晒されて、どれだけ長い期間劣化せず、性能を維持できるかという性能のことです。」

 外壁塗料の耐久性試験では、塗膜の劣化にも最も影響する紫外線による劣化をしけんしてます。紫外線で劣化しにくい塗料は、耐候性が優れており性能を長く維持できます。

低汚染性:「親水性の塗膜を与えて、壁に付着したチリやホコリが雨などで洗い流されやすいように工夫された塗料です。」

 粉塵、雨筋などの汚れを付きにくくした外壁仕上げ材(塗料)です。低汚染性塗料は、塗膜に親水性を与える技術により、雨で汚れが流れ落ちやすくなっています。

透湿性:「水蒸気を通すことができる性質のことです。塗膜に透湿性があると、下地に湿気がこもるのをふせげます。」

 ある物質が湿気(水蒸気)を通す性質を持っているとき、その物質は透湿性があるといいます。透湿性がある塗料は、その下地材に含まれる水分や、生活環境で発生する水分などを室外に逃し、室内環境を改善するほか、塗膜の膨れや剥がれを防止します。

 

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